ドライバー不足の背景を考えてみる

デイサービス送迎後に

転倒死亡事故があり

 

裁判の結果

デイサービス側に

1800万円の損害賠償命令が出された

というニュースがありました。

⇒デイサービス送迎後に転倒死亡事故 介護施設側に賠償命令(NHK ONE)

事故の背景には

デイサービスの送迎ドライバー不足

という現状も

少なからず影響しているかもしれません。

 

本来であれば

ドライバーと従業員の2人組で

送迎対応をしたいところ

 

ドライバーが不足しているため

従業員単独で

送迎に出ることになり

 

その結果

利用者の玄関前までの対応ができず

その手前までの対応となってしまった

という状況も考えられます。

 

 

実際に

利用者の玄関前まで同行するとなると

 

利用者を乗せた車を

路上に止めておく必要があるケースもあります。

 

駐車場に停車できたとしても

他の利用者を車の中で待機させたまま

数分間放置することにもなってしまいます。

 

ドライバーがいれば

添乗した職員が

利用者と同行できますが

 

単独での送迎の場合には

路上に車を止めておけない

車から離れられない

という場合もあり得ます。

 

そうなると

利用者と一緒に

玄関先まで行けず

 

その手前までの対応

となることも想像できます。

 

 

ドライバーがいれば解決できる課題も

ドライバー不足という現状があるため

対応できていない

という事業所も

あるのではないかと思います。

 

ドライバー不足に対応するため

事業所によっては

共同送迎を実施していたり

外部業者に業務委託で送迎をお願いしたり

という事業所もあります。

 

そういった場合にも

今回の裁判事例をみると

 

万が一があった場合

責任はどこにあるのか

事前の取り決めなども必要になりそうです。

 

 

もちろん

利用者を守ることが

大前提にはなりますが

 

何かあった際の

施設側のリスク管理も

しっかり検討しておく必要がありそうです。

 

 

投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。