いわゆるローカルルール(その2)
以前のブログの中で
自治体によって、介護保険上の基準が異なるという
ローカルルールについて記載させていただきました。
令和3年度介護報酬改定に関わる
厚生労働省の資料に表記されていた言葉になります。
今後の検討課題のひとつとして
人員配置基準等について、自治体ごとに異なる解釈や取扱い(いわゆるローカルルール)が行われている状況について、引き続き実態の把握を行うとともに、対応を検討していくべきである。
と記載されています。
前回のブログでは
人員基準について触れましたが
「人員配置基準等について」とあるように
介護保険事業を運営するうえでは
人員基準以外にも
設備基準、運営基準といった基準があります。
それらの基準についても
自治体毎で異なる場合があります。
設備基準に関しては
必要とする設備・備品の数
その基準によって確保すべきスペースも変わってきます。
また、部屋の仕切りを壁を作って仕切るか
パーテンションなどの仕切りでも可能とするか
運営基準に関しては
運営規程等に関する項目の記載方法から
掲示の方法
サービスに関する記録の方法やその取扱いについて
細かく指導するところもあれば
柔軟な対応をしてくれるところもあります。
今回の報酬改定で
改めて各基準が見直されることにより
ローカルルールについても見直される部分もありそうですが
新たなローカルルールを生む可能性も含まれます。
介護事業所を運営していくうえでは
その自治体のルールについても
しっかり確認しておくことが必要になります。
投稿者プロフィール
- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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