ワクチン接種後に服用できる市販薬
全国でワクチン接種が進む中
ワクチン接種後の発熱や痛みに対して
市販の解熱鎮痛薬での対応も考えられることから
厚労省でも
具体的な解熱鎮痛剤の成分が示されたとのことです。
⇒ワクチン接種後 発熱時服用できる解熱鎮痛剤の成分示す 厚労省(NHKニュース)
これまでは
具体的な成分が示されておらず
ドラッグストアから
「アセトアミノフェンを成分とする市販薬が品薄になっている」
という報告が寄せられていたとのことです。
今回具体的に示された成分は
アセトアミノフェン以外に
イブプロフェンやロキソプロフェンがあります。
ただし
厚労省の通知では
ワクチン接種に関するQ&Aの中で
ワクチンを受けた後の発熱や痛みに対し、市販の解熱鎮痛薬で対応いただくことも考えられますが、特に下記のような場合は、主治医や薬剤師にご相談ください。
・他のお薬を内服している場合や、妊娠中、授乳中、ご高齢、胃・十二指腸潰瘍や腎機能低下など病気治療中の場合(飲める薬が限られていることがあります。)
・薬などによりアレルギー症状やぜんそくを起こしたことがある場合
・激しい痛みや高熱など、症状が重い場合や、症状が長く続いている場合
・ワクチン接種後としては典型的でない症状がみられる場合(ワクチン接種後に起こりやすい症状や起こりにくい症状については、こちらをご覧ください。)なお、ワクチンを受けた後、症状が出る前に、解熱鎮痛薬を予防的に繰り返し内服することについては、現在のところ推奨されていません。
と示されています。
市販薬でも大丈夫
という内容ではなく
市販薬を使うことも可能だけれども
基礎疾患があったり、症状が重い場合には
主治医や薬剤師に相談してくださいね。
という内容になっています。
成分が示されたから市販薬を事前に準備しよう
ではなく
なんらかの症状が出た際には
しっかりと主治医や薬剤師に相談するようにしましょう。
投稿者プロフィール
- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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