中央社会保険医療協議会

令和3年11月12日

厚生労働省で

日本の健康保険制度や診療報酬の改定などについて審議する

中央社会保険医療協議会が開催されました。

第496回中央社会保険医療協議会(厚労省)

 

今回の会議の中では

ヤングケアラー(本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っている子ども)

への支援についても

検討項目として掲げられていました。

入院(その3)について(pdf資料p57~59)

 

ヤングケアラーへの支援については

これまで報告されてきた中での

現状の課題と

今後取り組むべき施策について

まとめられています。

 

入退院支援における課題と論点としては

ヤングケアラーは家庭内のデリケートな問題であること等から表面化しにくく、福祉、介護、医療、教育等の関係機関が連携し、ヤングケアラーを早期に発見して適切な支援につなげるための取組の推進が必要である。

という課題と

ヤングケアラーについては、早期発見や、適切な支援へつなげることが必要であり、関係機関の連携が重要とされていることから、退院困難な要因を有している患者を抽出し、地域の関係者と協力する仕組みを評価している入退院支援加算において、どのように考えるか。

という論点が示されています。

 

ヤングケアラーへの支援を評価することで

病院側からのアプローチが積極的になれば

早期発見にもつながりやすくなると思います。

 

また、早期発見できた後

退院後の支援体制も

非常に重要になってくるかと思います。

 

退院時の支援と併せて

退院後

福祉、介護、教育の分野において

適切な支援ができるよう

整備していく必要がありそうです。

 

 

投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。

Follow me!

介護情報

前の記事

最新オシャレ車いす
介護情報

次の記事

暮らしを支える仕事