暮らしを支える仕事
2021年11月2日
NHKで放送された「プロフェッショナル 仕事の流儀」
この日のプロフェッショナルは保健師・小川理乙子さん
コロナ患者が急増する中で、まったなしで濃厚接触者の特定や患者の健康管理を行うエッセンシャルワーカーだ。さらに虐待、精神疾患、自殺未遂、コロナ禍で孤立しがちな母親たち、治療が難しい難病など、さまざまな問題をかかえる地域住民によりそう。地域住民ひとりひとりの命を守るために奔走する保健師の知られざる闘いの日々に密着。
という内容が放送されました。
放送を見て印象に残ったのは
保健師になるきっかけの部分
専門学校を卒業後、総合病院で内科の看護師として働き始めた。
病の回復を手助けする仕事にやりがいを感じていたが、気になったのは完治せずに退院する人の多さだった。
入院はいっときでそのあとの生活の方がずっと長い。
そうした暮らしを支えたいと1年で病院を辞め大阪で保健師になった。
病気を治療すること
病気から回復させることは
非常に大切で重要な仕事ですが
その後の生活を支援すること
暮らしを支えること
というのも同じように重要なことと思います。
介護分野においても
自立支援という大きなテーマがあり
介護が必要な要介護状態から
介護が必要ない自立の状態まで支援し
介護状態から”卒業”させましょう
という言葉まであります。
ただし
要介護状態から卒業した後もまた
その人の暮らしは続いていきます。
卒業後に以前と同じような生活習慣に戻ってしまえば
また介護が必要な状態へと戻ってしまう可能性もあります。
介護でいう”卒業”についても
その後の暮らしを支援する人や環境を
しっかりと整備していく必要があると
あらためて感じました。
投稿者プロフィール
- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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