新型コロナ検査方法の違い

新型コロナウイルスの濃厚接触者となった場合

沖縄県の介護施設職員については

毎日検査を行った上で陰性と確認されるなど一定の条件を満たした場合に限り

勤務に従事することを可能とされています。

介護従事者である濃厚接触者に対する外出自粛要請への対応について (pdf資料)

 

資料の中の【要件】をみると

○無症状であり、毎日業務前に核酸検出検査又は抗原定量検査(やむを得ない場合は、抗原定性検査キット)により検査を行い、陰性が確認されていること。

と記載されています。

 

PCR検査、抗原検査、抗体検査という言葉は

聞いたことがあっても

核酸検出検査、抗原定量検査、抗原定性検査

という言葉は

あまり聞いたことがないという人も

多いかもしれません。

※核酸検出検査はPCR検査のことになります。

 

それぞれの検査によって

検査する内容や検査方法も異なります。

 

厚生労働省に

検査方法についての解説ページがありますが

新型コロナウイルス感染症に関する検査について(厚労省)

 

東京都福祉保健局の解説ページにも

わかりやすく記載があります。

検査の方法(東京都福祉保健局)

 
検査種類 PCR検査 抗原定量検査 抗原定性検査
調べるもの ウイルスを特徴づける遺伝子配列の有無 ウイルスを特徴づけるたんぱく質(抗原)の量 ウイルスを特徴づけるたんぱく質(抗原)の有無
精度 抗原定性検査より少ない量のウイルスを検出できる 抗原定性検査より少ない量のウイルスを検出できる 検出には、一定以上のウイルス量が必要
検査機器 必要 必要 不要
(簡易キットによる検査可能)
判定時間 数時間+検査機関への搬送時間 約30分+検査機関への搬送時間 約15~30分

※東京都福祉保健局サイトから抜粋

 

また

それぞれの検査を実施する際に

正しい方法で検査していなければ

正しい結果が得られませんので

注意が必要です。

 

 

厚労省や自治体から

コロナ関連の通知がたびたびありますが

聞きなれない言葉が使われることも多くあります。

 

自己判断で間違った解釈にならないよう

内容をしっかり確認し

正しく理解していきたいですね。

 

 

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。