介護保険最新情報vol.1114

令和4年12月2日

厚生労働省より

「介護職員処遇改善支援補助金に関するＱ＆Ａ（Vol.４）」

という通知が出されました。

介護職員処遇改善支援補助金の

実績報告書の記載方法に関するQ&Aになっています。

令和4年2月から9月の間で

介護職員の賃上げ目的で支給されていた補助金

9月までで終了した補助金については

令和4年10月に新設された

介護職員等ベースアップ等支援加算を算定することによって

賃上げを継続できるようになっています。

多くの事業所が申請し

補助金および加算を取得していることかと思います。

事業者にとっては

処遇改善の種類が増え

また

例年の処遇改善加算の申請の時期とずれたために

必要な事務手続きが増えたような状況でした。

ベースアップの申請で

ひと段落かと思いきや

来年の1月までには

補助金の実績報告の提出が求められています。

冒頭のQ&Aの内容とは異なりますが

補助金については

補助額の２/３以上をベースアップとして

介護職員の賃上げにあてることが条件とされていました。

実績報告では

残りの１/３についても

賃上げにあてていることを示す必要がありますので

間違いないように確認しておきたいですね。

武藤至正: 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。