システム活用で注意したいこと

令和4年9月6日

厚生労働省より示された

『「ケアプランデータ連携システム」の概要等の周知について(情報提供)』

介護保険最新情報vol.1096(厚労省)

 

これまでFAXや郵送で行ってきた

介護サービス事業所と居宅介護支援事業所とのやりとりを

データ連携システムを活用することで

FAXや郵送でのやりとりが不要となり

介護現場の負担軽減や職場環境の改善が図れますよー

という案内

基本的にはメリットが大きいかと思いますが

システムに頼りすぎることにより

対面でのやりとりが減る

という心配をする人もいるかもしれません。

 

今はコロナの影響もあり

訪問を控えるようになっているため

そもそも対面でのやりとりは

少なくなっているところが多いかもしれませんが

 

それまでは

介護サービス事業所が

実績や計画書を作成した際

居宅や包括を訪問して

しっかりケアマネジャーなどと対面して

言葉を交わすことを大切にしている

という事業所も少なくなかったかと思います。

 

実績や計画書を渡す際には

利用者の利用状況を伝える

ということも大きな目的になるため

 

実績や計画書では伝えきれない内容を伝えたり

文章だと伝わりにくい点を補足して伝えたり

する場面もあったかと思います。

 

もしかしたら

システムの運用が始まると

対面で話をする機会が減ってしまい

利用者の情報がうまく伝えきれなかった

なんていう問題が出てくるかもしれません。

 

もちろん

分かりやすく簡潔に

しっかりと相手に伝わる文章を記載できれば

問題ないことかと思いますが

 

事業所間では

対面での話し合いの機会が減ったことにより

利用者の情報共有が不十分になってしまった

ということのないように

注意したいところですね。

 

 

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。