介護と仕事の両立は「難しい」と考える人が95.6%
『しゅふJOB総研』が実施した
介護と仕事の両立についての
アンケート調査結果が公表されていました。
⇒“介護と仕事の両立”について、どう思う?(しゅふJOB総研)
調査結果概要として
1.いま「介護はしていない」87.3%
2.今後「介護することになりそう」52.3%
3.法律で介護休業や介護休暇を取得できることを「知らない」25.0%
4.介護と仕事の両立は「難しい」95.6%/介護している・していない別比較
5.フリーコメントより
という情報がまとめられています。
今は介護をしていない人の割合は多いですが
今後介護をする可能性があると感じている人が
半数以上の結果となっています。
介護休業制度については
「知らない」と回答した人が
25.0%という結果ですが
同時に「言葉だけ知っている」と回答した人が
41.6%となっており
制度の内容まで理解している人は限られます。
介護休業制度については
今まさに
国が企業に対して
従業員への制度周知を義務付ける案が
すすめられているところですが
制度を周知する際には
ただ休業が活用できる
というだけでなく
休業の目的が
”みずからが介護にあたるため”ではなく
介護サービスの手配など
”仕事との両立に向けた介護の体制を整えるため”
ということ
介護の相談窓口としては
全国に”地域包括支援センター”
という窓口が設置されているため
まずは地域包括支援センターに相談すること
なども
同時に理解を促していく必要がありそうです。
アンケート結果をみると
将来的な介護に不安を感じている人も
一定数いるようですので
企業としては
介護離職を防ぐために
早い段階での対策を
検討していきたいですね。
投稿者プロフィール
- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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