介護状態の変化を理解した介護離職対策

『しゅふJOB総研』が実施した

介護と仕事の両立についての

アンケート調査結果が公表されています。

“介護と仕事の両立”について、どう思う?(しゅふJOB総研)

 

調査結果概要として

1.いま「介護はしていない」87.3%
2.今後「介護することになりそう」52.3%
3.法律で介護休業や介護休暇を取得できることを「知らない」25.0%
4.介護と仕事の両立は「難しい」95.6%/介護している・していない別比較
5.フリーコメントより

という情報がまとめられています。

介護離職対策として

介護休業制度の活用

そもそもの介護休業制度自体の周知

などがありますが

 

休業の目的が

”みずからが介護にあたるため”ではなく

介護サービスの手配など

”仕事との両立に向けた介護の体制を整えるため”

ということ

 

介護の相談窓口としては

全国に”地域包括支援センター”

という窓口が設置されているため

まずは地域包括支援センターに相談すること

 

について

理解いただくことも大切です。

 

 

また

今回のアンケート調査結果で気になる点は

『フリーコメント』の中に

介護サービスの利用を検討した

介護サービスを利用していた

けれども

両立は難しかった

というコメントがあること

 

介護サービスの利用などで

ひとまずの

介護支援体制を整えることができます。

 

ただし

介護状態については

サービスの活用によって

維持改善につながることもありますが

 

年齢とともに

筋力や体力は衰えていくため

状態が悪化するケースも多くあります。

 

 

介護については

終わりが見えないものといわれます。

 

そのため

支援体制についても

先を見据えた支援体制や

状態に応じた支援体制の見直しが

必要になっていきます。

 

介護サービスを利用すると

地域包括支援センターやケアマネジャーなど

介護の専門家とつながり

その後の相談体制は作れますが

 

企業側としても

介護休業制度を活用した従業員については

継続的に介護支援体制を必要としていることを理解して

対策を行っていきたいですね。

 

 

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。