男性の孤立を防ぐ新しいコミュニティづくり

東京都健康長寿医療センター研究所では

同居家族がいるのに

家族と交流を持てていない高齢者に着目

 

「家庭内孤立」という概念を提唱し

精神的健康との関連を調査しています。

「同居家族がいるから安心」とは限らない(健康長寿医療センター)

調査結果では

家庭内孤立に該当する人の割合は

概ね女性より男性で高い傾向

とのこと

 

近所付き合いや同居家族以外との交流が多い場合

家庭内孤立と孤独感との関連は弱まる

という結果もありますが

 

実際に

近所付き合いや同居家族以外との交流

を考えると

 

男性よりも女性の方が

社交的に交流しているイメージがあります。

 

 

定年まで仕事中心の生活をしていた

男性の場合は特に

仕事上の交流はあったとしても

近所付き合いや同居家族以外との交流は

少ない人が多いかと思います。

 

また

仕事上の交流についても

定年と同時に

少なくなってしまう

ほぼなくなってしまう

という人も多いようです。

 

 

高齢になってから

同居家族以外との交流を持てる場

として

 

趣味活動や介護予防活動を行う

「通いの場」などもありますが

 

「通いの場」についても

女性参加者は多いが

男性は少ない

という傾向があります。

 

 

そんな中

地域によっては

男性を主体とした居場所作り

男性のみを対象とした「通いの場」

などの取り組みも行われています。

 

また

海外では

仕事中心の生活を送ってきた男性が

退職後に社会とのつながりを失い

閉じこもりがちになるのを防ぐため

 

「メンズ・シェッド」と呼ばれる

コミュニティがあります。

 

日本でも

男性の新たな居場所作りを目的として

「メンズシェッド」の活動が

行なわれている地域もあります。

日本のコミュニティー・シェッド(日本コミュニティー・シェッド協会)

 

 

男性が孤立しやすい

通いの場にも男性参加が少ない

という状況を受けて

 

地域ごとに

男性が参加しやすいコミュニティ作りも

進められています。

 

今後の介護予防や孤立対策として

男性を中心した取り組みが

どのように広がっていくか

注目していきたいと思います。

 

 

投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。