介護事業所数の増加推移
2019年10月1日時点で
活動中の介護事業所の数は
主な訪問系(訪問介護、訪問看護、訪問入浴)の事業所で・・・48,195事業所
主な通所系(通所介護、地域密着型通所、通所リハ)の事業所で・・・52,211事業所
となっています。
介護保険制度が始まった
2000年の10月時点では
訪問系・・・16,832事業所
通所系・・・12,948事業所
となっており、
20年間で
訪問系の事業所数は約3倍
通所系の事業所数は約4倍
となっています。
リンク先の厚労省まとめデータを見ていただくと
2018年から2019年にかけては
微増となっており
介護事業所の数は
飽和状態に近い数とも言われています。
ただ、そんな中でも
閉鎖や休止する事業所や
倒産してしまう法人があり
新規で開設する事業所や法人も多くあります。
⇒2020年「老人福祉・介護事業者」新設法人調査(東京商工リサーチ)
新設する側としては
すでに多くの事業所がある中で
お客様に選んでいただけるよう
様々な工夫をしながら
新規オープンの準備をしています。
利用者側としては
サービスの選択肢が広がり
かつ
事業所同士が切磋琢磨するとで
サービスの質の向上にも期待できます。
高齢者人口は2042年にピークを迎えると言われています。
介護事業所数は
今は微増の状態ですが
この先20年は、増え続ける可能性があります。
一方で
事業所数が増え
利用者数も増えれば
介護給付費も増加します。
社会保障費の抑制が課題となっている今
さらに財政を圧迫することにもなりかねません。
事業所数が増えることは
利用者にとって良いことですが
できるだけ、自立支援や重度化防止に
力を入れる事業所が増え
社会保障費の課題も
解決できるような流れになると良いですね。
投稿者プロフィール
- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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