介護休業等制度の利用目的
令和5年2月13日
厚生労働省において
「第2回今後の仕事と育児・介護の両立支援に関する研究会」が開催されましたが
仕事と介護の両立に関する現状と課題
については
第1回で開催された資料のなかに
さまざまな調査結果データがまとめられています。
資料の30ページ目から
仕事と介護の両立について掲載されています。
資料の中で気になるところが
43ページにある介護休業の利用目的
44ページにある介護休暇の利用目的
について
離職者の利用目的として一番割合が高かった目的は
”排泄の介助”
そもそもの介護休業等制度を利用するにあたっては
自分自身が介護をするための休業ではなく
誰かに介護を支援してもらうための休業
であることが望ましいです。
資料にあげられている利用目的の中では
”手助・介護の役割分担やサービス利用等にかかわる調整・手続き”
”入退院(入退所)の手続き”
のために利用が
理想的な使い方になります。
一時的な介護により
状態が改善し介護が必要なくなる
という見込みがあるのであれば
直接の介護のための休業も考えられますが
一時的な介護で
状態が改善する見込みが低いのであれば
継続的に介護ができるよう
”協力体制を作るために”
休業を活用する必要があります。
基本的には
直接介護をするためではなく
介護の支援体制づくりが目的になるはずです。
介護休業等制度を活用する際には
その利用目的が間違っていないか
事前に確認することことも必要になるかもしれません。
投稿者プロフィール
- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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