介護施設の共同送迎支援サービス
ダイハツ工業は22日、複数の介護施設の共同送迎業務を一括して支援するサービス「ゴイッショ」の販売を始めたと発表した。主に地方自治体に売る。利用者の自宅の位置に合わせてシステムが効率的な送迎ルートを作成し、送迎の遅れや急なキャンセルがあった場合にドライバーからの情報を即時に関係者が共有する。
介護施設の共同送迎については
香川県三豊市で実証実験が行われ
送迎車両の数を約2割削減する成果があった
との結果も示されています。
単純に
介護施設の送迎業務の効率化
というだけでなく
事業所での送迎ドライバー確保のための
採用募集の広告費用
雇用にあたっての勤怠管理
教育のための時間なども削減できます。
また
自社の介護職員で送迎を担っていた場合には
職員の休憩時間を確保できたり
別の業務の時間にあてることもできそうです。
結果として
職員の職場環境の整備
残業時間の削減などにもつながりそうです。
さらに
送迎は朝と夕方に集中することから、空き時間を活用した「買い物支援などの移動サービス」「宅食サービスなどモノの配送」など、他のサービスとのかけ合わせによる発展的な取り組みの検討も支援していく。
⇒介護施設の人手不足をカバーしつつ、あき時間で高齢者の外出もサポート(Impress)
という情報もあります。
高齢ドライバーによる事故も問題視されている今
外出サポートが地域に行き渡れば
高齢者が運転する機会も減り
交通事故の削減にもつながるかもしれません。
それだけでなく
交通渋滞や環境問題にも
良い影響がありそうです。
ダイハツは「ゴイッショ」のサービスを
主に地方自治体に売る
と書かれています。
ぜひ自治体には
前向きに検討してもらい
こういったサービスが
全国に広まることを期待したいですね。
投稿者プロフィール
- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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