新型コロナウイルス感染症禍における介護事業所の実態調査
公益財団法人介護労働安定センターは
令和2年12月10日から令和3年1月6日に実施したに
「新型コロナウイルス感染症禍における介護事業所の実態調査」について
その結果を公表しています。
調査対象は
介護サ-ビス事業のうちから
「居宅介護支援」「訪問系」「通所系」「施設・居住系」のサービス系分類に分け
感染多数地域と感染少数地域が均等になるよう抽出されています。
調査の内容としては
・施設職員、利用者の感染状況
・事業所の収益状況
・人材への影響
・感染症対策
・ICTの活用
などなど
それぞれ調査結果がまとめられています。
気になる項目としては
「ICTの導入・活用状況」について
ICTを導入・活用している事業所が全体で44.8%
導入していない事業所が48.3%
無回答が6.9%とのこと
また、導入・活用している事業所の中でも
導入は進んだが職員が使いこなすためのスキルに課題がある
としている事業所もあるようです。
ICTやデジタル技術の活用が推奨される中
半分近くの事業所が
導入していないという回答でした。
ICTの活用は
事業所内での活用だけでなく
事業所同士の連携でも活用されます。
ICTを活用していない事業所があれば
事業所間連携がとりづらい状況にもなりかねません。
また、ICTを活用していない事業所は
連携から取り残されてしまう恐れも出てきてしまいます。
導入しても有効活用できないことに
不安を感じている人もいるかもしれませんが
誰もが最初からうまくできるわけではありません。
導入し活用してはじめて
いろいろな気づきや
有効な活用法なども理解できるかと思います。
まずは導入し、活用してみること
大切かと思います。
また、今回の調査結果に対して
コロナ禍における介護事業所の課題と対策~継続的な介護サービスの提供に向けて~
という
まとめ資料も示されています。
ぜひ参考にしてみてください。
⇒(普及啓発資料)コロナ禍における介護事業所の課題と対策~継続的な介護サービスの提供に向けて~(pdf資料)
投稿者プロフィール
- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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