生活支援コーディネーターとは?
平成27年度の介護保険制度改正により、包括的支援事業の一つに、住民主体の地域づくりを目的とした生活支援体制整備事業が位置づけられました。
これは地域住民が互いを気にかけ、ゆるやかに見守りあう関係性を築き、誰もが安心して暮らせる地域づくりを推進する事業です。
この事業では、「生活支援コーディネーター」と「協議体」を設置し、地域住民が主体的に「支え合い活動」に取り組むことで、地域全体で地域の暮らしを支える体制づくりを進めていきます。
⇒生活支援体制整備事業【生活支援コーディネーター】(渋谷区)
生活支援コーディネーターとは・・・
地域で活動する住民や団体など多様な主体による取り組みと、地域のニーズとのコーディネート機能を担います。
地域の支え合いを、充実・強化・推進する調整役として、地域包括支援センターなどの関係機関と連携し、協議体の取り組みをバックアップします。
生活支援コーディネーターは
地域包括支援センターや社会福祉協議会などに配置され
『地域支え合い推進員』とも呼ばれています。
具体的な活動としては
地域に必要な生活支援サービスの立ち上げや
居場所づくりを地域住民と一緒にサポートしたり
地域に不足している生活支援サービスを把握し
担い手となってくれるボランティア住民の発掘や育成を
サポートしています。
生活支援コーディネーターは
それぞれの地域で配置されているため
地域によって活動状況も異なります。
活動が積極的な地域では
多くのボランティア高齢者が活躍し
自主活動グループとして
介護予防や自立支援の活動を継続しているところもあります。
もしお住いの地域に
活動や参加の場が少ない
または存在していないという状況があれば
生活支援コーディネーターが
活動や参加の場をつくるための
サポートをしてくれます。
まだまだ
生活支援コーディネーターについて
周知されていない地域も多いかと思いますが
住民主体の地域づくりを
積極的に支援する人がいることについて
多くの人に知ってもらい
地域に必要な
活動やつながりの場がつくられることを
期待したいですね。
投稿者プロフィール
- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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