認知症の方のショートステイ利用は要注意

9月4日、兵庫県明石市は新型コロナウイルス対策として、認知症患者などを支援するため10月中旬から独自の交付金制度を始めると発表しました。
対象となるのは認知症と診断を受けた市民で、「在宅介護交付金」として1人あたり3万円を支給するほか、無料で1泊2日のショートステイができるサポート券などを配布するということです。

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認知症の方を介護をする方にとっては

ありがたい支援かと思います。

 

ただ、認知症の方に

ショートステイを利用する際は

十分注意した方が良いと考えています。

 

ショートステイを利用する際の「環境の変化」が

たった1泊2日だけだったとしても

ご本人にとっては大きなストレスとなり

認知症状進行の要因になる可能性があります。

 

ショートステイが

初めて活用する場所だった場合

 

認知症の方にとっては

突然知らない場所に連れてこられて

トイレやお風呂の場所も分からない環境で

始めましての人が大勢いる中で

ここで一日過ごしてくださいと言われても

家に帰りたくなるのは当然です。

それでも帰らせてもらえなければ

大きなストレスになってしまいます。

 

認知症という診断があるために

帰りたいと言えば、帰宅願望が強いと言われ

はじめての場所のため施設内を歩き回れば、徘徊と言われる

こともあります。

 

ショートステイの利用により

一時的に介護をする側の休息はとれるかもしれませんが

ショートステイから帰ってきたときに

認知症が進行してしまい

以前よりも介護が大変になった

という話もあります。

 

もしショートステイを利用するならば、

普段デイサービスで使っている施設や

以前にも利用したことのある施設を

利用するのが望ましいかと思います。

 

介護するご家族と

介護されるご本人のためにも

サービス選びは大切なポイントです。

 

ちょっとでも不安なことがあれば

地域包括支援センターやケアマネジャーに相談してみてください。

 

 

投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2015年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店様への開業研修、運営支援業務に携わる。