電動シニアカーで行動範囲が広がる
高齢者の移動手段の一つとして
電動シニアカーというものがあります。
電動シニアカーにつていは
福祉用具を扱うフランスベッドのサイトに分かりやすい説明がありました。
電動シニアカー(電動カート)とは主に高齢者向けに作られた三輪または四輪の電動で動く一人乗りの乗り物です。
電動シニアカー(電動カート)はハンドル等の操作で座りながら移動できます。
見た目は自転車や原動機付自転車のようですが、電動シニアカー(電動カート)は道路交通法上では歩行者の扱いになります。ですから免許は必要なく、歩道を走行することができるわけです。電動シニアカー(電動カート)のスピードは最大6km/hまでと道路交通法上定められています。これは成人の早歩きくらいの速度ですから安心して乗車することができます。電動シニアカー(電動カート)はハンドルの操作だけで移動も簡単にできますし、小回りもききます。ただし、免許はいりませんが電動シニアカー(電動カート)は車と同じように走ることには変わりません。ですから歩行者に気を付け一時停止など一般的な交通ルール、道路交通法を守り安全に走る必要があります。
商業施設や駅など利用できる場所も増え利便性がどんどん高まる電動シニアカー(電動カート)。
高齢者の免許返納の増加により使用者も増加しています。
電動シニアカー(電動カート)は購入もしくはレンタルすることができます。
利用者の介護度によっては介護保険も適用されます。
フランスベッドのサイトを見ていただくと
運転免許返納後に
新たな移動手段として活用できることの案内も
掲載されています。
また
介護保険の活用については
基本的には要介護2以上の方が対象となっています。
ただし
要介護1以下であっても
日常での歩行が困難であったり
移動の支援が必要であったりすることが認められた場合は
介護保険を利用してシニアカーをレンタルすることができます。
介護認定の申請をすすめても本人が納得しない
介護サービスの利用をすすめても嫌がる
という人には
電動シニアカーの活用を理由に介護認定の申請をすすめたり
電動シニアカーを活用して活動量を増やしたり
することもできるかもしれません。
さらに
電動シニアカーも将来的には
自動運転化されたり
軽量化や性能アップなどにも
期待できるかもしれません。
最近活動量が減ってきている
行動範囲が狭くなってしまっている
という方など
電動シニアカーの活用を検討してみても
良いかもしれませんね。
投稿者プロフィール
- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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