介護労働者の平均月額

昨年10月時点の介護労働者(無期雇用、月給制、管理職除く)の平均月給は、前年度比1834円増の24万4969円だった。平均賞与は2万882円減の60万5212円。単純推計すると平均年収は約354万円で、前年度とほぼ同額だった。

介護職の平均月給24万4969円 賞与減で年収変わらず(福祉新聞)

 

統計結果は

介護労働安定センターがまとめ

公表したものとなっています。

令和3年度 介護労働実態調査結果について(介護労働安定センター)

介護労働安定センターのサイトにある資料をみると

詳細なデータが確認できるようになっています。

 

記事に掲載されている

平均月給や平均賞与、平均年収については

介護業界の中でも大きく差が出てくるかと思います。

 

介護事業者の法人の種類が

社会福祉法人や医療法人

NPOなのか民間企業なのか

によっても法人による税負担や受けられる補助などが変わりますので

人件費に当てられる割合も違いが出てきます。

 

サービスの種類も施設系か在宅系か

事業者の規模も単独の事業所か複数展開しているか

 

さらには

処遇改善加算を取得しているかどうか

取得している場合に上位の加算を取得できているかどうか

なども影響してきます。

 

もちろん

都道府県ごとの最低賃金額も変わるので

事業所の所在している地域によっても

平均月給は異なります。

 

もしかしたら

介護労働者の中には

自分の月給が平均より低いことで

モチベーションを下げている人がいるかもしれません。

 

あくまで平均の数字になりますので

介護労働者の方は

この結果をみて一喜一憂しないように

 

また

介護事業者の方は

事業所としてのベースアップの基準を明確にしたり

事業所の収支をオープンにするなどして

職員のモチベーション低下につながらないようにしたいですね。

 

 

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。