「住宅型」有料老人ホームの人員配置
有料老人ホームで
給料の未払いによって職員が一斉退職し
入居者が転居を余儀なくされた
というニュースは
ご存じの方も多いかと思います。
東京・足立区など全国4か所の有料老人ホームで、開設から1年ほどで職員が一斉退職し、入居者全員が短期間で転居を余儀なくされた事案が発生したとして、厚生労働省は自治体に対し、各地の有料老人ホームで安定的な運営が確保されるよう、指導の徹底を通知しました。
⇒老人ホームで職員一斉退職 “安定的運営を”国が指導徹底 通知(NHKニュース)
すでに有料老人ホームに入居している方やその家族
これから有料老人ホームへの入居を検討している方にとっても
不安になるようなニュースかと思います。
施設選びをするうえで
ひとつ確認できることとすると
施設内の人員配置についてです。
基本的に
介護事業を行ううえでは
人員に関する基準があり
開業する際には
その職種ごとに○人以上の職員を配置
また
利用者○人に対して○人以上の職員を配置
といった基準が設けられています。
その中でも
有料老人ホームについては
”介護付”有料老人ホームか
”住宅型”有料老人ホームか
によって
基準が異なります。
介護付有料老人ホームについては
その施設の中で24時間365日
介護サービスを提供できるように
明確な人員基準が設けられています。
一方で
住宅型有料老人ホームについては
外部の介護サービス事業者から
サービス提供してもらうため
住宅型有料老人ホーム自体には
施設の窓口となる
管理者の配置が必要となるだけで
24時間365日
介護サービスを提供するための
人員配置基準はありません。
今回のニュースの事案についても
”住宅型”有料老人ホームとなっていました。
今後の介護施設選びの際
”住宅型”有料老人ホームを選ぶ際には
施設内の人員配置について
しっかり確認しておいた方が
良いかもしれません。
もし
施設選びに不安を感じている方は
弊社でも
介護施設選びのサポートをしていますので
お気軽にお問合せください。
投稿者プロフィール
- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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