「孤食」を避けて便秘を解消

高齢になると

便秘で悩む人の数は増え

便秘の症状が続くと

さまざまな病気のリスクにもつながるとされています。

 

「便秘は年のせいと軽視されがちだが、さまざまな全身の病気との関係が指摘されている」と浅岡さん。生活の質の低下やうつ、不安症状につながるほか、便秘の重症度が上がるにつれ、心血管疾患や慢性腎疾患のリスクが上昇するという国内外の研究データもある。
 順天堂東京江東高齢者医療センターの調査では、加齢で身体や認知機能が低下するフレイルや、筋肉量が減少するサルコペニアの患者は、便秘の重症度が高かった。「医師の間でも、便秘はしっかり治療すべき病気だという認識が広がりつつある。放置せず、早めに相談してほしい」

60代以降は男性も急増 高齢者の便秘、ケア早めに 重症化すると心血管にリスクも(東京新聞)

便秘の解消方法として

生活習慣の改善が挙げられており

具体的には

・朝食を欠かさない
・繊維質が多い食品を多く取る
・こまめに水分を取る
・ヨーグルトや発酵食品を取る
・腸の周りの筋肉を鍛え、腸を刺激するおなかのマッサージ
・食欲低下につながる「孤食」をなるべく避ける
・回数や時間など排便の状態を記録する

ということが記載されています。

 

その中でも注目したいのが

・食欲低下につながる「孤食」をなるべく避ける

という内容

 

高齢者の数が増え

核家族化が進む中では

1人でご飯を食べる

「孤食」になる人は

どうしても増えてしまうかと思います。

 

家族が一緒に住んでいれば

家族そろって食卓を囲む時間を作ることで

「孤食」を解消し

便秘の改善

健康維持につなげられるかもしれません。

 

ただし

家族が近くにいない

そもそも家族がいなくなってしまった

という人もいます。

 

そういった方の

「孤食」を解消するためには

 

地域の中で

会食ができる機会などを

作っていく必要があるのかもしれません。

 

すでに

高齢者食堂があったり

子ども食堂に高齢者も一緒に参加できたり

地域によって

「孤食」を解消できる場が設けられていますが

 

まだまだ

一部の地域のみになっています。

 

地域の高齢者の健康維持のためには

「孤食」という問題を

どのように解消していくか

検討していく必要がありそうです。

 

 

投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。

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