オンライン診療についての検討会

厚生労働省では

「オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会」

という会議が行われており

11月2日には、その第11回目の検討会が行われました。

オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会

 

 

もともとオンライン診療については

実施するにあたり指針が示されており

初診からのオンライン診療を認めない

などの制限が設けられていました。

 

それが、新型コロナウイルスの影響を受け

期間限定で初診を含むオンライン診療を認める

としていたところ

 

今後のオンライン診療のあり方の検討では

安全性と信頼性をベースに、初診も含めオンライン診療は原則解禁する

ということが示されています。

 

資料の中では

今後のオンライン診療のあり方の検討

◆安全性と信頼性をベースに、初診も含めオンライン診療は原則解禁する
◆オンライン診療は、電話ではなく映像があることを原則とする
◆安全性と信頼性については、オンライン診療を行うことによる患者の利便性等のメリットと、対面診療を行わないことによる疾患の見逃し・重症化のリスクや、患者と医療機関の感染やトラブルのリスク等を総合的に考慮する
◆新型コロナウイルス感染症の拡大に際しての時限的措置の検証結果を踏まえつつ、今後のオンライン診療のあり方として具体的に位置づけるものを検討する。

と示されています。

 

オンライン診療について検討してはいるものの

その実施状況については

全医療機関数=110,916

に対して

電話・オンライン診療を実施できる体制があるとして

登録した医療機関数=16,587

全体の15%にも満たない数となっています。

 

オンライン診療には

通院の必要がない

病院での待ち時間を必要としない

院内感染の心配がない

などのメリットがあり

 

忙しくしている方や

子供を抱えている方

高齢者にとっても

便利なものとなります。

 

病院嫌いな方

何かしらの症状があっても

病院に行くまででもないと考えている方

周りの目を気にして病院に足を運びにくい方などが

受診を控えることで

知らず知らずのうちに進行しているかもしれない病気も

 

オンラインを活用することで

受診のハードルを下げ

病気の早期発見につながる可能性もあります。

 

 

オンライン診療には

様々なメリットがあるかと思います。

 

今後の普及に向けた検討を

積極的に行っていただいているからには

できるだけ多くの医療機関に対応いただき

広く普及することに期待したいです。

 

 

投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。

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