オンライン診療の現状
医療機関に行かずに、スマートフォンなどで診察を受ける「オンライン診療」は、去年4月以降、一定の条件のもとで特例的に初診から認められています。
厚生労働省によりますと、全国の11万余り(11万898)の医療機関のうち、電話を含めて初診から対応できるという医療機関は、ことし4月末の時点で6.5%にあたる7156か所でした。
初診以外なら対応できるという医療機関を合わせると、1万6843か所で、全体の15.2%となっています。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて
オンライン診療の規制緩和を行ったものの
まだまだ
普及してきている
と言えるような状況ではなさそうです。
また、オンライン診療の状況について
日本を含めた海外17か国を比較調査した研究論文もあり
研究を実施した慶応大助教授らの記事もありました。
⇒オンライン診療「日本の診療報酬の低さ」浮き彫りに。17カ国を比較調査、慶應大から研究論文(Business Insider)
日本の報酬の低さについては
高齢化や財源の問題などが影響していることも
考えられますが
他国と比べてみると
その報酬の低さが
オンライン診療が普及しないことの
課題と考えられるようです。
オンライン診療自体は
感染症対策
受診控えの解消
病気の早期発見
通院のための時間や費用負担の軽減
などなど
メリットもたくさんあります。
オンライン診療の普及により
必要以上の医療費がかからないようにすることも
できるかもしれません。
まだまだ課題が多い状況かと思いますが
オンライン診療の普及により
少しでも健康で長生きできる人が増えればと思います。
投稿者プロフィール
- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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