グループリビングという住まい
介護保険制度の中の
いわゆる”老人ホーム”
とは違った住まい
また
サービス付き高齢者向け住宅とも
似ているようで異なる住まい
グループリビングという
住まい方があります。
グループリビングとは・・・
一人暮らしのお年寄りや老人夫婦など、独立した生活に不安を抱える人たちが、複数人の仲間と1つ屋根の下で助け合って暮らす「グループリビング」
グループリビングは非血縁関係にある者同士がお互いにコミュニケーションを基盤として住み合う共同生活の1つで、比較的元気な高齢者が、自発的に高齢期の自立支援や生活支援などを目的とするもので、従来家族が行ってきた無償の行為を、仲間と一緒に住んで補完し合おうとする暮らし方です。
⇒グループリビングとは?(NPO法人てのひら&グループリビング運営協議会)
一般的な介護施設と比較すると
介護施設には
設備に関する基準
職員の配置に関する基準
施設運営に関する基準
などの介護保険制度上のルールがあり
生活の中での決まり事も
少なからず出てきてしまいますが
グループリビングでは
制度上の基準もないため
より自由な環境の中で
暮らしを送ることができます。
実は先週
グループリビングのひとつ
COCO湘南台さんを
見学させていただきました。
それぞれのグループリビングで
特徴の違いはあるようですが
グループリビングの特徴として
介護施設と特に大きく違うと感じるのが
入居者同士がコミュニケーションをとりながら
助け合って暮らす
という暮らし方
毎月1回
入居者が集まってミーティングを行い
生活の困りごと
趣味活動やイベントの企画
などの話し合いを行うとのこと
介護施設であれば
運営法人や職員が主体となって
施設のルールやイベントなど
決められているかと思いますが
グループリビングの場合は
あくまで入居者が主体となって
生活のルールやイベントが決められている
とのこと
これは
本当に大きな違いかと思います。
今後ますます
一人暮らしのお年寄りや老人夫婦世帯が増える中で
介護施設という住まいよりも
グループリビングのような暮らし方を希望する人が
増えてくるかもしれません。
グループリビングについては
今はまだ
全国にたくさんあるわけではなく
各行政によって
グループリビングの在り方に対して
指導が入ることもあるようですが
高齢者の住まいのひとつとして
グループリビングが広く認知され
全国に広がるようになると
良いのではないかと感じています。
投稿者プロフィール
- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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