ケアプランデータ連携システムの直近の動向

令和6年11月15日

厚生労働省より

「ケアプランデータ連携システムの地方公共団体向けセミナー開催と直近の動向について」

という通知が出されました。

介護保険最新情報vol.1327(pdf資料)

「ケアプランデータ連携システム」については

居宅介護支援事業所と介護サービス事業所の間で行われる

サービス提供票などのやりとりを

専用システムを活用することで

業務の効率化やコスト削減につなげる

というものになります。

 

今回の通知の中には

「国際福祉機器展示会」に参加された方への

アンケート結果がまとめられています。

 

介護ソフトの導入状況は

既に導入いただいている事業所が大半

 

導入予定なしの回答者へ

導入しない理由についての質問では

周りの事業所が導入していないことが理由のひとつ

とまとめられています。

 

 

「ケアプランデータ連携システム」の導入状況については

WAMNETというサイトから

確認することができます。

ケアプランデータ連携システム利用状況(WAMNET)

 

導入状況は

地域別に検索できるため

 

自社の地域で

どれだけの事業所が導入しているか

どこの事業所が導入しているかまで

確認することができます。

 

ちなみに

弊社のある埼玉県川口市では

11月21日時点では

17件となっていました。

 

川口市全体の

在宅系サービスの数は

611件となっていますので

 

川口市内で

「ケアプランデータ連携システム」を導入している事業所は

全体の2.7%

という数字になります。

 

まだまだ

導入が進んでいるとは言えない状況かと思います。

 

 

アンケート結果については

そもそもデータ連携システムに関心のある方が回答していて

大半が導入しているという結果になっているのかな

と考えられます。

 

そんな中でも

周りの事業所が導入していないから導入していない

という意見は

本来の導入が進んでいない理由になりそうです。

 

 

システムを最大限活用するためには

全ての事業所に

システムを導入してもらう必要があります。

 

業務の効率化やコスト削減は

どの介護事業所も望むところかと思いますので

 

システム導入を進めるために

行政側からの働きかけ

支援などにも

期待したいところですね。

 

 

投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。

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