セルフネグレクトを見逃さない

孤独死の8割を占めるのが

ごみ屋敷や不摂生などの

セルフネグレクト(自己放任)

と言われるようです。

 

先日読んだ

『超孤独死社会』

という本に

セルフネグレクトの話が

書かれていました。

高齢になって

一人暮らしの状態となり

周囲との交流や楽しみなどもない状態が続けば

セルフネグレクトになる可能性も高くなります。

 

周囲の誰かが

その様子に気づくことができれば

何らかの対策がとれるかと思いますが

 

そもそも

一人を好むような人であれば

様子をうかがうような人も

周囲にいないため

 

知らず知らずに

セルフネグレクトの状態が

続いてしまう

というケースも多いかと思います。

 

現状であれば

地域包括支援センターや民生委員が

一人暮らし高齢者の見守り役として

活動を期待されるのかもしれませんが

 

地域包括支援センターの

職員の人数も限られており

普段の相談対応だけでも

忙しいところも多いかと思います。

 

また

民生委員についても

担い手不足の状態である

というニュースがありました。

 

福祉関係者が

十分に動ける状態でなければ

地域住民同士で見守りができる体制を

作る必要がありそうです。

 

例えば

虐待等についてもそうですが

『虐待かもしれない』

と思うようなことがあった際には

行政や地域包括支援センターに報告するように

 

セルフネグレクトについても

その予兆を感じた場合には

行政や地域包括支援センターに報告する

という流れがあっても良いのかと思います。

 

すでに

セルフネグレクトに関して

周知の体制をとっている地域も

あるかもしれませんが

 

全国的な社会課題として

周知していく必要がありそうです。

 

 

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。