”メンズ・シェッド”という居場所

「メンズ・シェッド」という言葉をご存じでしょうか。シェッドは英語で「小屋、物置」の意味。主に退職後の男性が集まってお茶を飲みながら音楽を聞いたり、家庭菜園や木工などの趣味を楽しんだりする「心地よい居場所」のことです。仕事一筋の男性は社会的なつながりが希薄なため、定年後に孤立し閉じこもりがちになります。メンズ・シェッドはオーストラリアでまず誕生し、イギリスやカナダなどに広がりました。今春には、北海道初となる団体が札幌市で活動を始めました。果たして日本にも根付くでしょうか。

孤立と孤独をぶっ飛ばせ 高齢男性の心地よい居場所「メンズ・シェッド」(北海道新聞)

高齢者の

身体機能の低下や

認知機能の低下を予防するために

 

地域ごとに

運動ができる通いの場や

趣味活動ができる集いの場

などが設置されています。

 

もともと地域の中でつながりがあったり

社交的な方などは

通いの場や集いの場に

参加することができますが

 

特に仕事一筋で頑張ってきた男性などは

なかなかそういった場に

参加しずらかったり

 

参加しても女性が多く

なじめなかったり

というケースも耳にします。

 

その結果

孤立してしまう男性が増え

活動量や交流が減り

身体機能の低下や

認知機能の低下が心配されます。

 

そんな中

主に退職後の男性が集まる

「メンズ・シェッド」は

必要な場所になっていきそうです。

 

「シェッド」については

もともと

男性だけという訳ではなく

「ウィメンズ・シェッド」

「コミュニティー・シェッド」

など様々な形が存在するとのこと

日本コミュニティー・シェッド協会(日本コミュニティー・シェッド協会)

 

今後

”シェッド”という心地よい居場所が広がることで

高齢者の孤立化の解消だけでなく

健康寿命の延伸や

地域の活性化にもつながっていきそうですね。

 

 

投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。

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