介護サービスを利用して熱中症予防
株式会社LIFULL seniorでは
65歳以上の高齢者と
親と離れて暮らす40~50代を対象に
熱中症予防に対する意識調査を実施し
その結果を公表しています。
調査の内容としては
エアコンの使用状況について
子世代は親がエアコンを使用しないことを心配しているが
親世代は意外とエアコンを積極的に使用している
という認識のギャップ
親世代も熱中症予防の意識はあるが
「熱中症特別警戒アラート」の確認まで行う人は少数のため
子世代から親世代に伝える必要もありそう
という内容がまとめられています。
また
記事の中には
熱中症リスクに備えるために
「夏の時期だけショートステイを利用したい」
というご相談もしばしばある
と記載されています。
確かに
介護が必要な状態で
介護認定を受けている人であれば
一時的に入所できる
ショートステイの利用も
ひとつの選択肢になるかと思います。
ただし
地域によっては
ショートステイ施設の数が限られていたり
お部屋がいっぱいで
希望する期間に利用できない
というケースもあります。
ショートステイの利用は
担当のケアマネジャーさんが調整してくれますので
希望する方は
早めに相談いただけると良いかと思います。
また
ショートステイは利用できなくても
日中過ごせるデイサービスの利用も
検討できるかと思います。
すでに利用している方であれば
継続して利用したり
利用回数を増やしたり
まだ利用したことがない方にとっては
温度調整された施設の中で
食事もあり
入浴もあり
運動や交流の機会も作れるため
熱中症予防だけでなく
本人の身体機能や認知機能の維持向上のため
家族の介護負担軽減のため
にも有効活用することができます。
特に
日中一人で過ごす時間が長い
という高齢者には
デイサービスの利用をオススメしても
良いかもしれません。
介護認定を受けること
介護サービスを利用することに抵抗がある人も
暑い時期の熱中症対策を理由に
サービス利用につなげることが
できるかもしれません。
介護に抵抗がある人も
熱中症予防をきっかけに
うまく介護サービスを活用できると
良いかもしれませんね。
投稿者プロフィール

- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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