介護保険の改定よりも影響がある負担割合
介護サービスを利用する際の
利用料金については
3年に1度の改定があり
令和6年4月が
その改定の年となっています。
『令和6年度介護報酬改定』として
今回の改定の概要も発表されています。
介護報酬改定は
利用料金に影響する内容ですが
料金が大幅に変わるかというと
数十円か数百円単位の変更になるかと思います。
介護報酬改定よりも
サービス利用者にとって
利用料金に大きく影響するのは
毎年8月に更新される
『介護保険負担割合』
になるかと思います。
現状は
所得に応じて1割から3割までの
負担割合が決められています。
もし
この負担割合が
1割から2割に上がれば
料金は今までの2倍となりますので
大きく負担が増えることとなります。
2023年中の話し合いの中では
その負担割合について
1割負担となっている人が
90%以上のため
2割負担となる
所得基準を引き下げようとする
見直し案が検討されていました。
2023年中の話合いでは
利用者の負担増が
サービスの利用控えにも影響する
などの理由で見送られています。
ただし
毎年介護費用が増加している中では
将来的に
2割負担の所得基準が引き下げられ
費用負担が倍になる
という時がくるかもしれません。
介護保険制度を維持するためには
今のまま
介護費用が増え続けていった場合
負担割合が変わり
料金も上がるかもしれない
ということは
理解しておきたいですね。
投稿者プロフィール
- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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