介護報酬改定に向けた4つの基本的視点

令和5年12月11日

厚生労働省で開催された

第235回社会保障審議会介護給付費分科会の中で

第235回社会保障審議会介護給付費分科会(厚労省)

 

令和6年度介護報酬改定に向けた

4つの基本的視点が示されています。

その4つの視点とは

1.地域包括ケアシステムの深化・推進
2.自立支援・重度化防止に向けた対応
3.良質な介護サービスの効率的な提供に向けた働きやすい職場づくり
4.制度の安定性・持続可能性の確保

となっています。

 

資料には

それぞれの視点における

基本的な認識から整理され

 

それぞれの視点に沿った

具体的な改定内容が示されています。

【資料2】令和6年度介護報酬改定に関する審議報告(案)【pdf資料】

 

 

個人的に気になるのは

2.自立支援・重度化防止に向けた対応

について

 

資料の中では

報酬改定の内容ということで

加算や減算の見直し

評価方法についての見直し

などが中心となっていますが

 

自立支援・重度化防止の

具体的な取組みを

評価するものとして

 

実際に自立支援・重度化防止につながった

事例の共有することや

 

自立支援・重度化防止につなげるための

効果的なサービスプログラムや

機能訓練の方法についての

共有と実践を継続すること

などが増えると

 

その効果も

大きくなるかと思ってます。

 

 

自立支援・重度化防止については

高齢者がいつまでも元気でいられること

だけでなく

介護費や医療費の抑制

介護人材不足問題

ビジネスケアラーやヤングケアラー問題

などの対策につながり

 

地域活性化

将来の若者たちの負担軽減

にもつながるものと思っています。

 

以前から

テーマとしてあげられていることではありますが

自立支援・重度化防止に向けた対応について

本気で取り組んでいきたいですね。

 

 

投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。

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