介護離職の危険性

本日はファイナンシャルフィールドというサイトに

2020年1月8日に掲載された記事を紹介させていただきます。

 

親の介護で仕事を辞めてはいけない理由

介護離職してしまうと、介護が終わったあと再就職をしようと思っても再就職先を見つけるのは困難です。運よく再就職先が見つかっても、一般的に収入は激減します。そうすると、あなたの人生設計が成り立たなくなります。

総務省の調査によると、介護離職者のうち再就職できた人は43.8%で、半数以上が再就職できていません。また、正社員に転職できたのは、男性は3人に1人、女性は5人に1人です(明治安田生活福祉研究所「仕事と介護の両立と介護離職」)。転職前後の年収を比較すると、男性は556万円から341万円、女性は350万円から175万円と大幅に減っています(同調査)。

このように、介護離職をすると、再就職が難しいだけではなく、経済的にもかなり苦しくなります。

さらに、介護は、精神的にも肉体的にも負担になります。介護を頑張りすぎるほど肉体的にも精神的にもストレスを感じ、「介護うつ」や最悪の場合、「介護殺人」に発展することもあります。

「仕事と介護の両立」を支援する制度等を有効に活用し、仕事を続けることで、ある意味、気分転換にもなりますし、介護が終わったあとの自分自身の人生の経済的基盤を確保できます。

親の介護で仕事を辞める前に、介護保険サービスの利用方法、「介護休業」や「介護休暇」など「仕事と介護の両立」を支援する制度等の利用を検討し実行しましょう。


 

以上がサイトの記事になります。

この記事を読んでいただくと、介護で離職した後が

いかに大変になるか理解できることと思います。

 

昨日の記事で、「介護は終わりがみえない」と記載しましたが、

一方で、「いつ終わりがきてもおかしくない」というものでもあります。

介護で離職してしまった後、そして介護が終わった後、

厳しい現実が待ち構えているかもしれません。

 

介護離職を考える前に、両立支援制度を活用し、

一度立ち止まって、

考える時間、相談する時間を作りましょう。

投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。

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