認知症の人への接し方

認知症の人への接し方として

「否定しない」「指摘しない」「怒らない」

ということがよく言われています。

 

認知症の人の特徴として

・今日がいつで、どこにいるのか分からなくなってしまう

・同じことを何度も繰り返し話をする

等があります。

 

今日の日付が間違っていれば「違いますよ」と否定しがち

同じことを繰り返し話ていれば、「さっきも言ったでしょ」と指摘しがち

何度言っても理解してもらえなければ、ついつい大きな声になってしまいがち

になります。

 

「否定したり」「指摘したり」「怒ったり」することで良くないのは

言われた本人のストレスになってしまうことです。

ストレスは、認知症が進行する要因の一つと言われています。

 

本人は悪気があるわけではありません。

それなのに周囲からの「否定」「指摘」「怒り」により、ストレスを溜めてしまいます。

 

本人が分からないことがあれば一緒に考えてみること

(日付に関しては自分も分からないふりをして一緒にカレンダーを確認してみてください)

できるだけ、話を聞いてあげること

また、穏やかに過ごせるような環境が大切です。

 

加えて、生活の中で何か役割や趣味を持ってもらうことも重要です。

穏やかに過ごしてもらうために、なにもせずぼーっと過ごしていては、

それも認知症が進行する要因の一つになります。

掃除、洗濯、調理、囲碁、将棋、庭の手入れなどなど

昔楽しんでいて今はやっていない趣味などあれば、もう一度うながしてみてください。

 

とはいっても、介護する側は毎日生活を一緒にしていると

どうしてもイライラしてしまうことがあると思います。

そんなときこそ、介護する側もストレスを溜めないよう

介護サービスをうまく活用いただければと思います。

全てを抱え込むのではなく、必要に応じて介護のプロにお願いしていきましょう。

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。