令和8年度介護報酬の臨時改定

介護報酬については

3年に1回の報酬改定があり

次回改定は

2027年4月の予定ですが

 

物価高や最低賃金引上げ

などの影響を踏まえて

介護報酬の処遇改善に関わる部分を

2026年度に臨時で改定する方針が示されています。

令和7年11月21日には

第248回社会保障審議会介護給付費分科会が開催され

介護分野における総合経済対策

処遇改善に向けた課題と論点

に関する資料が掲載されています。

第248回社会保障審議会介護給付費分科会(厚労省)

 

具体的な報酬改定の内容については

今後の議論で決められていくかと思います。

 

 

人材確保の面で

ぜひ検討していただきたいのは

人材紹介会社の紹介料について

 

これまでの議論の中の課題でも

人材紹介会社の紹介料が高額であり、小規模な事業所では、1人採用するだけでも収支に影響するため、人材紹介会社も利用することができない、人材確保ができないから、廃業や業務縮小を余儀なくされる事態も危惧される。

という内容があります。

 

人材紹介会社の紹介料は

想定年収の20%だったり30%だったりします。

 

例えば

月20万だったとしても

20×12=240万

240万の20%で48万円

かなりの出費です。

 

そもそも

最低賃金が引き上げられれば

その分想定年収もあがり

紹介料はさらに高額となります。

 

人材紹介会社も

業種別に紹介料を調整して欲しいところです。

 

理想としては

職種に応じて固定の紹介料という

ルールにしてもらえると

ありがたいです。

 

 

そもそも

事業者としては

ハローワークからの採用が

広告費もかからず

理想の流れかと思います。

 

あわせて

これまでの議論にもある

人材確保に向けたプラットフォームの構築

についても

早急に進めていただけるとありがたいですね。

 

 

投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。