家庭内での高齢者虐待
厚生労働省では毎年
介護従事者による虐待と
家族や親族による虐待の
相談・通報件数と虐待判断件数を
公表しています。
2023年12月22日には
令和4年度の調査結果が公表されました。
介護従事者による虐待判断件数は
前年度から117件増加し856件
家庭内での虐待判断件数は
前年度から243件増加し16,669件
となっています。
相談・通報件数についても
右肩上がりの傾向が続いています。
高齢者虐待については
厚生労働省のサイトの中で
詳しくまとめられています。
⇒市町村・都道府県における高齢者虐待への対応と養護者支援について(厚労省)
介護従事者については
介護保険上の基準の中で
『高齢者虐待防止の推進』が求められるようになり
虐待防止のための
委員会の設置や定期的な研修が
義務付けられるため
虐待に対する認識をあらためたり
虐待に対するチェックの目も厳しくなり
虐待防止の意識も高まることかと思います。
一方で
家庭内での虐待については
目の届かないところであり
虐待の認識についても薄く
虐待の意識がないままに
虐待行為が行われている
というケースもあるかもしれません。
家庭内での虐待防止については
外部からの注意喚起なども
必要になるかもしれません。
地域住民の目や
地域の介護関係者などの
外からのアプローチも
必要になってくるかもしれません。
今後は
虐待に関する注意喚起だけでなく
虐待が起こりそうなケースを
早期に発見して
未然に防ぐようなアプローチも
重要になりそうですね。
投稿者プロフィール
- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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