積極的なアウトリーチ活動
アウトリーチとは・・・
アウトリーチ(Outreach)は直訳すると、「外に手を伸ばす」ことを意味します。
福祉分野では、「支援が必要であるにもかかわらず届いていない人に対し、行政や支援機関などが積極的に働きかけて情報・支援を届けるプロセス」のことを言います。
⇒福祉分野でのアウトリーチ活動の定義と意味(特定非営利活動法人OVA)
介護の相談窓口や介護サービスが整備されても
介護が必要な本人や
介護している家族などが
介護の相談にいったり
サービスの利用を希望しなければ
介護の支援は届きません。
本来は介護が必要な状態なのに
本人がまだ介護は必要ない
他人の世話にはなりたくない
としてサービスを拒否したり
家族が対応するから大丈夫
他人のお世話は必要ない
として家族が頑張りすぎてしまう
というケースがあります。
介護に関しては
年齢とともに
身体機能や認知機能が低下していくため
一人で身の回りのことを行うことも
家族が介護することも
状態の変化とともに
いずれ限界がきます。
限界が来てから相談したり
介護サービスの利用を検討した場合
利用するサービスが限られてしまったり
希望したサービスが受けられない
というケースもあります。
そのため
介護が必要な状態であれば
できる限り早い段階で
介護相談や介護サービスの検討をしていただいた方が
本人や家族にとっての
安心安全につなげることができます。
介護については
本人や家族が大丈夫と思っていても
体力的にも精神的にも
疲れやストレスが溜まっていくものです。
本人たちでは気づいていないことも
第三者だからこそ
気づけることがあります。
介護の支援が届けられていない方に対しては
積極的なアウトリーチ活動が必要になるかと思います。
積極的なアウトリーチ活動によって
介護が必要な方の支援につながるとともに
さまざまな介護課題に対するアプローチにも
つながるかもしれません。
これからの社会において
具体的にどういったアウトリーチ活動ができるのか
考えていきたいです。
投稿者プロフィール
- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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