第232回社会保障審議会介護給付費分科会
令和5年11月27日
厚生労働省では
第232回社会保障審議会介護給付費分科会が開催されました。
今回の議題は
第228回からの内容に引き続き
『令和6年度介護報酬改定に向けて』
ということで
◆認知症への対応力強化
◆感染症への対応力強化
◆業務継続に向けた取組の強化等
◆LIFE
◆口腔・栄養
◆その他(高齢者虐待の防止、送迎)
の項目について
1.これまでの分科会における主なご意見
2.論点及び対応案
3.参考資料
という内容でまとめられています。
今回の内容は
以前までの
介護サービス種類ごとのまとめ
ではなく
全サービス共通の課題や
サービス内容についてのまとめ
となっています。
特に注目したいのは
◆業務継続に向けた取組の強化等
の中であげられている
『業務継続計画未策定事業所に対する減算の導入』
という論点について
業務継続計画については
令和3年度の報酬改定で
・計画の策定
・研修の実施
・訓練(シミュレーション)の実施
が義務付けられましたが
3年間の経過措置期間が設けられていました。
令和6年度には
経過措置期間も終了するため
その後も計画未策定の事業所については
減算の取扱いが検討されています。
まだ未策定の事業所は
早めに対応しておきたいところです。
また
3年の経過措置期間が設けられていたものは
業務継続計画以外にも
- 感染症対策の強化
- 認知症介護基礎研修の受講の義務付け
があります。
忘れずに対応していきたいところですね。
介護報酬改定においては
基本報酬のアップや
新たな加算などにも
期待したいところですが
新たな減算の対象にならないようにも
注意したいですね。
投稿者プロフィール
- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
最新の投稿
- 介護情報2024年11月23日学生と高齢者の学びを通したつながり
- 介護事業者向け情報2024年11月22日ケアプランデータ連携システムの直近の動向
- 介護事業者向け情報2024年11月21日介護保険最新情報vol.1327
- 介護事業者向け情報2024年11月20日軽度者向け介護事業の新規参入は要注意