訪問介護員の人手不足の現状
令和5年7月24日
厚生労働省では
第220回社会保障審議会介護給付費分科会が開催され
『令和6年度介護報酬改定に向けて』
介護サービス種類ごとの論点についてなど
まとめられています。
今回の会議では
訪問系や居宅介護などのサービスについて
まとめられています。
訪問介護の内容について見てみると
訪問介護員の人材不足の現状についても
まとめられています。
2022年度の
訪問介護員の有効求人倍率は
15.53倍となっています。
1人の求職者に対して
15件以上の求人がある
という状況です。
就職活動中の学生が見れば
職場が選び放題で就職もしやすい状況
とみてくれるかもしれませんが
多くの訪問介護事業所が
人が足りなくて困っている状況
ということが分かります。
訪問介護員の
職場環境や待遇面も
有効求人倍率に大きく影響しているかと思います。
また
資料には
2013年度からの有効求人倍率の推移
施設介護員との有効求人倍率の差
なども示されており
訪問介護員の人手不足感が
他の介護サービスと比べても
非常に高いということが分かります。
さらに
訪問介護員の平均年齢は54.4歳で
65歳以上の構成割合が約25%となっていることも
課題としてあげられています。
今後の方向性としては
昨日のブログでも記載しましたが
外国人介護人材が
訪問系サービスに従事できるようにすることも
検討事項になっているようです。
⇒第1回外国人介護人材の業務の在り方に関する検討会(厚労省)
外国人介護人材の業務範囲の見直しだけでなく
現状の訪問介護職員の
職場環境や待遇面についても
より良くなることに期待したいですね。
投稿者プロフィール
- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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