認知症の種類

認知症といっても

いくつかの種類があり、それぞれの症状も異なります。

主な認知症の種類は・・・

〇 アルツハイマー型認知症

要因・・・脳が委縮する(記憶を司る海馬周辺)

症状・・・親しい人を忘れる、今がいつ、どこか分からなくなる

〇 脳血管性認知症

要因・・・脳梗塞や脳出血

症状・・・物忘れ等の症状が出たり出なかったりする、感情の起伏が激しくなる

〇 レビー小体型認知症

要因・・・「レビー小体」と呼ばれる異常なたんぱく質の塊が脳にみられる

症状・・・幻覚が見える、うつ症状、歩行が不安定(パーキンソン病のような症状)になる

〇 前頭側頭型認知症(ピック病)

要因・・・脳が委縮する(人格を司る前頭葉と、言語を司る側頭葉周辺)

症状・・・人格が変わる、言葉の理解ができなくなる

〇 正常圧水頭症

要因・・・脳脊髄液がたまる

症状・・・認知症状以外に、歩行障害や排尿障害がみられる

〇 アルコール性認知症

要因・・・ビタミンB1の欠乏

症状・・・親しい人を忘れる、いつどこがわからなくなる、作り話をする

などがあります。

 

一般的に認知症は治らない病気とも言われていますが、

その種類によっては症状がなくなる場合もあります。

青字で記載した認知症については、治療により改善が期待できるものです。

 

赤字で記載した認知症についても、

生活習慣の改善により、その症状が落ち着く場合も多くあります。

薬をたくさん服用している方の場合は、

その副作用から認知症のような症状が出る場合もあります。

 

生活習慣の改善としては、

水分、栄養、運動、排泄、生活の中で役割りを持つこと

5つのポイントに意識してみてください。

 

また、薬を6種類以上飲んでいる場合は副作用が増えることもわかっています。

「多すぎる薬と副作用」日本老年医学会ならびに日本医療研究開発機構研究費「高齢者の多剤処方見直しのための医師・薬剤師連携ガイド作成に関する研究」研究班作成のパンフレット

たくさんの薬を服用している人は、かかりつけの医師に相談いただくと良いかと思います。

投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。

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