認知症への理解を深める

2023年6月14日

認知症基本法が成立しました。

認知症基本法が成立 希望を持って暮らすために必要なこととは?(NHKニュース)

 

認知症基本法の目的については

「認知症の人が尊厳を保持しつつ、希望を持って暮らすことができるよう、施策を総合的に推進する」

と明記されています。

認知症の人に対しては

「周囲の理解や社会との関わり」

こそが必要と言われていますが

 

関りを持つ前に

認知症への理解が大切になるかと思います。

 

認知症を理解しないまま

ただただ関わりを増やしているだけでは

認知症を進行させてしまうリスクも

増やしてしまう可能性があります。

 

認知症の方との関わりの中で

よく言われているのが

”否定や指摘をしない”ということ

 

認知症の方との関わりの中では

ついさっきやったこと

言ったことを忘れてしまい

同じ言動を繰り返すということがあります。

 

そんなときに

「それさっきも言ったよ」

「さっきやったよ」

と指摘してしまうと

認知症を進行させてしまう要因になるかもしれません。

 

認知症の本人は

はじめてのつもりで発言したり行動したりしているため

指摘されたことによって

不安や恥ずかしさを感じることがあります。

 

その不安や恥ずかしさの感情が

本人にとってはストレスとなり

そのストレスが

認知症を進行させる要因にもなる

と言われます。

 

認知症の方にとって

人との関わりは本当に大切になりますが

その関りの中でも

本人にストレスを与えないこと

ということがまた

大切になります。

 

地域全体

社会全体で認知症の方を支えられるようになるためには

まずはしっかりと

認知症についての理解を深めていきたいですね。

 

 

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。