高齢者虐待に関する調査結果

厚生労働省では

高齢者虐待について調査し

その結果をまとめています。

令和5年度「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」に基づく対応状況調査等に関する調査結果(pdf資料)

調査資料では

介護施設での虐待と

家庭内での虐待と

分けてまとめられています。

 

いずれの虐待件数も増加傾向にありますが

特に

介護施設での虐待件数について

増加傾向が強いことが示されています。

 

 

虐待件数の増加については

虐待に対する意識が高まったことにより

発見ケースが増えているとも言えますが

 

まだまだ

隠れた虐待が多くある

という可能性もあります。

 

介護事業者に対しては

令和6年度に新たに

高齢者虐待に関する基準

身体拘束に関する基準

が設けられました。

 

基準が守られていなければ

介護事業者に対するペナルティも

設けられています。

 

 

介護事業者による

虐待のニュースを聞くと

介護サービスには頼れない

と考える人もいるかもしれませんが

 

無理をして

家庭内での介護を続けていれば

家庭内での虐待リスクも

高まってしまいます。

 

 

高齢者虐待に対する意識は

介護業界全体で高まっています。

 

介護サービスや介護施設が

100%安心と言い切ることはできませんが

 

介護負担が重く

サービスの利用が必要

施設入所が必要

という場合には

無理せず介護サービスの利用を

ご検討いただければと思います。

 

 

投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。