2019年の健康寿命

厚生労働省は20日、健康上の問題がなく、日常生活を支障なく送れる期間を示す「健康寿命」が、2019年は男性72.68歳、女性75.38歳だったと発表した。前回の16年調査(男性72.14歳、女性74.79歳)と比べ、男性で0.54歳、女性で0.59歳延びた。都道府県別でトップだったのは、男性が大分県の73.72歳、女性が三重県の77.58歳だった。

男性72.68歳、女性75.38歳 2019年「健康寿命」―厚労省(時事ドットコムニュース)

 

厚生労働省の資料はこちらから

第16回健康日本21(第二次)推進専門委員会 資料(厚労省)

資料3-1 健康寿命の令和元年値について(pdf資料)

 

健康寿命については

「どれだけ延ばせたか?」

ということも大切ですが

 

平均寿命との差を

「どれだけ縮めることができたか?」

がより重要になります。

 

例えば

健康寿命が延びても

それ以上に平均寿命が延びていれば

日常生活に支障がある期間が長くなることになり

介護や医療への負担も増えてしまいます。

 

だからこそ

健康寿命と平均寿命を比較し

その差を縮めていくこと

日常生活に支障がある期間を短くすることが

大切になります。

 

 

改めて今回の結果を見てみると

平均寿命の増加分を上回る健康寿命の増加となっており

日常生活に支障がある期間については

縮小されたことになります。

 

過去の調査と比較しても

縮小傾向が続いていることが示されています。

 

 

日本全体としてみると

良い傾向に見えますが

実は・・・

都道府県ごとの健康寿命まで絞って見てみると

その格差があることが見えてきます。

 

厚労省資料には

都道府県別、男女別の健康寿命も示されています。

 

格差が見える部分としては

女性の健康寿命の最長県と最短県の差が

広がっていること

 

仮に

市区町村まで絞ってみるとすると

さらに

その差が明確に見えてくるかもしれません。

 

 

日本全体として

今後も健康寿命を延ばしていくためには

現状みえている格差を縮めることも

ひとつのポイントになってくるかと思います。

 

健康寿命が高い地域

健康寿命が延びている地域で実施されている

自立支援や健康に関する施策を

健康寿命が伸び悩んでる地域と共有し

参考にしてもらう。

 

それぞれの地域によって

周辺環境や生活習慣など

異なる部分もありますが

うまく活用できる部分は

しっかり情報共有していけると良いかもしれません。

 

 

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。