2025年までに実現を目指す目標
10月29日
「日本健康会議2021」が開催され
2025年までに実現を目指す5つの目標が発表されました。
その5つの目標の中でも
デジタル化について具体的に示しているのが
<宣言5>
感染症の不安と共存する社会において、デジタル技術を活用した生涯を通じた新しい予防・健康づくりに取り組む保険者を2,500保険者以上、医療機関・薬局を20万施設以上とする。
となります。
10月20日からは
マイナンバーカードの健康保険証利用が
本格的に運用開始となりましたが
同時に
必要なシステムの導入が済んでいる医療機関や薬局が
まだまだ少ないという課題も伝えられていました。
宣言5の具体的な取組の中には
オンライン資格確認に係るシステム(顔認証付きカードリーダー端末等)を導入すること
という目標も示されています。
厚生労働省のサイトでは
10月24日時点で
229,062施設ある医療機関および薬局のうち
顔認証付きカードリーダー等の準備が完了している施設が
21,015施設(全体の9.5%)となっています。
導入している施設は
まだまだ少ない状況ですが
申込をしている施設は128,970施設(56.3%)と
全体の半数以上が導入予定であることがわかります。
厚生労働省では
「令和5年3月末までに概ね全ての医療機関等での導入を目指す」
としていますので
早めの目標達成も期待できそうです。
一方で
マイナンバーカードの交付状況をみると
10月1日時点で
全人口の38.4%となっています。
マイナンバーカードについては
交付が始まった当初は
所有するメリットが感じられない状況でしたが
これから
用途が広がる可能性が期待できます。
デジタル化への環境整備が
着々と進む中で
整備されたデジタル環境を
うまく活用できるように
活用する側も
しっかりと準備しておきたいですね。
投稿者プロフィール
- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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