健康寿命をのばそう!アワード

厚生労働省では

2012年から毎年

  • 生活習慣病の予防の啓発
  • 地域包括ケアシステムの構築に向け介護予防・高齢者生活支援
  • 母子の健康増進

に関して

優れた取組を行っている企業・団体・自治体を表彰する

「健康寿命をのばそう!アワード」を

開催してきました。

健康寿命をのばそう!アワード

 

今年は第9回目となるアワードが開催され

11月30日に、その表彰式が行われました。

「第9回 健康寿命をのばそう!アワード」

 

サイト上では

各分野ごとの受賞事例が掲載され

その取組み内容について見ることができます。

 

介護予防・高齢者生活支援分野を見てみると

最優秀賞は大阪市都島区の

「学び合い助け合う長屋型大規模マンション」

というタイトルの事例

 

独居高齢者が増加している築40年以上のマンションにおいて

住民たちが安心して元気に暮らせるように

「医療」「介護」の知識を得るための勉強会を開催したり

生活上のちょっとした困りごとを住民同士で助け合う仕組みを構築したり

コロナ禍においても住民同士のつながりを絶やさないためにZoomを活用したり

マンション内の交流を促すことで

世代を超えた学び合い、助け合いの環境がつくれているとのことです。

 

 

また、個人的に注目したのは

同じ大阪市の鶴見区の

「男性シニアボランティアグループがこども食堂等へ野菜を提供。さらに他分野でも特技を発揮中!」

というタイトルの事例

 

仕事中心の生活を送ってこられた男性が

退職後に社会参加や活動できる場所が少ないと考え

『男性シニア共同菜園ボランティア講座』を開催。

その延長でボランティアグループが誕生し

手作り野菜をこども食堂等へ提供している

とのことです。

 

最初に紹介した最優秀賞の事例にも

男性参加者を増やすための企画が行われたりしていますが

こちらの事例では、そもそも男性をターゲットとしている点や

こども食堂等との関わりから、世代間の交流が生まれていることに

魅力を感じます。

 

 

今回取り上げた事例以外にも

世代間交流が行われている事例

新たな取組みや地域の特徴を活かした事例など

多くみられます。

 

それぞれの地域で行われている

取組事例を参考にして

全国各地で介護予防・高齢者生活支援の取組みが

積極的に行われていくといいですね。

 

 

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。