介護サービス選びは専門家に相談してみる

介護が必要となったとき

今はインターネットを使えば

介護サービスについても

簡単に調べられる環境にありますが

実際に介護サービスを利用する際には

必ず専門家の意見を聞くことを

おすすめします。

本人や家族が検索して

または近所の介護施設を見つけて

その介護サービスを利用することはできますが

基本的には

介護の専門家であるケアマネジャーが

利用者とサービス提供事業者の間に入って

本人や家族の希望

利用の目的やスケジュールなどを調整します。

介護サービス自体は

利用者主体で選択することができますが

必ずしも

自分たちだけで選んだサービスが

本人や家族にとって

最善のものかどうかは分かりません。

事前にケアマネジャーのアドバイスを聞くことによって

本人や家族にとって

より良いサービスにつなげられる可能性も高まります。

もちろん

ケアマネジャーがおすすめしたからといって

それが最善とも言い切れませんが

地域で活動しているケアマネジャーであれば

複数ある介護サービスの種類について理解しており

地域の事業所ごとの違いも

初めてサービスを利用する本人や家族よりも

広く把握しています。

自分で見つけてきたサービスを利用したい

という気持ちもあるかもしれませんが

せっかく介護の専門家がいるのであれば

十分にその存在を利用してもらえればと思います。

介護サービスを利用する際は

自分たちだけでサービスを決める前に

介護の専門家の意見を聞いてみる

ということは

意識していただけると良いかもしれません。

武藤至正: 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。