介護保険最新情報vol.1332

令和6年11月29日

厚生労働省より

「介護保険施設等における事故の報告様式等について」

という通知が出されました。

介護保険最新情報vol.1332(pdf資料)

今回の通知では

介護現場での事故の予防・再発防止

介護サービスの改善やサービスの質向上

のために

 

事故報告書の様式を統一して

しっかり情報を収集し分析していきましょう

という内容になっています。

実際の事故報告書の様式も掲載されています。

 

 

介護現場において

何らかの事故やヒヤリハットが発生した場合

それぞれの事業所で

事故報告書やヒヤリハット報告書に

その内容を記載していることと思いますが

 

その事故が

①死亡に至った事故
②医師(施設の勤務医、配置医を含む)の診断を受け投薬、処置等何らかの治療が必要となった事故

のときは

市町村への報告が必要になります。

 

今回公表された様式については

○ 高齢者施設・事業所による市町村への事故報告は、可能な限り別紙様式を使用すること。
○ 市町村において独自に報告を求めている事項については、可能な限り別紙様式の独自項目追加欄・独自選択肢欄を活用して情報収集を行うこと。
○ なお、これまで市町村等で用いられている様式の使用を妨げるものではないが、その場合であっても、将来的な事故報告の標準化による情報蓄積と有効活用等の検討に資する観点から、別紙様式の項目を含めること。

とあるので

必ずしも今回の様式が活用されるとは限りませんが

 

基本的な部分は

今回示された様式が

ベースになるかと思います。

 

本来の目的である

介護現場での事故の予防・再発防止

介護サービスの改善やサービスの質向上

につながるよう

有効活用していきたいですね。

 

 

投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。

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