認知症施策推進基本計画の指標
令和6年12月9日に開催された
第115回社会保障審議会介護保険部会において
『認知症施策推進基本計画』が
参考資料として掲載されています。
計画の中には
重点目標として
①国民一人一人が「新しい認知症観」を理解している
②認知症の人の生活においてその意思等が尊重されていること
③認知症の人・家族等が他の人々と支え合いながら地域で安心して暮らすことができること
④国民が認知症に関する新たな知見や技術を活用できること
という4つの項目が示され
それぞれの項目において
・プロセス指標
・アウトプット指標
・アウトカム指標
が記載されています。
以前のブログでも紹介していますが
個人的に
認知症に対する取り組みとして気になっているのが
100BLG株式会社さんの取り組み
認知症の方が通うデイサービスになりますが
一般的なデイサービスと大きく異なるのは
認知症の利用者が
地域で働ける機会を設けているということ
具体的には
地域の野菜問屋さんの皮むき
HONDAディーラーでの洗車活動
保険会社や不動産会社のチラシのポスティング
商店街の花壇整備など有償ボランティア
などなど
さらには
学童保育児童へ
認知症をテーマとした紙芝居
読み聞かせや駄菓子販売などを通じて
子どもたちへ認知症の理解を深めるボランティア活動にも
取り組んでいるとのこと
すでに様々なメディアでも取り上げられ
令和6年7月26日には
岸田前首相も視察に訪れていたようです。
BLGさんの取り組みは
地域の方々はもちろん
一般企業の方との連携も
必要になります。
一緒に触れ合う
一緒に働くという取り組みは
話し合いや研修以上に
多くの学びがあるかと思います。
もちろん
計画で掲げた目標も重要かと思いますが
BLGさんのような
認知症の方と地域の方が直接触れ合う機会
認知症の方と企業の方が一緒に働く機会
などにも
注目していきたいですね。
投稿者プロフィール
- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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