施設入所は優先的な選択肢

介護離職を防ぐために

介護休業制度があります。

 

当前の話になりますが

休みをとったからといって

介護離職が防げるわけではありません。

 

むしろ

休みを取って

普段仕事をしている時間帯の

介護状況を目の当たりにして

介護離職を決断する人すら

いるかもしれません。

必要なのは

どのように介護を支援してもらうか

になります。

 

単純な話をしてしまうと

介護のプロに24時間お世話になる

という方法が

一番の安心安全につながります。

 

可能であれば

早めに施設入所を検討いただくことも

必要な手段の一つになります。

 

いまだに

「介護施設に入れるなんて・・・」

「本人の気持ちはどうなるの・・・」

という人もいるかもしれませんが

 

その人が手伝ってくれるわけでもなく

手伝ってくれたとしても限界があるため

 

自宅で十分な介護ができない状態でいるよりは

本当に介護が必要な状態であれば

24時間必要な介護が受けられる状態が

望ましいかと思います。

 

また

介護施設に入ったらそれっきり

となるわけでもなく

 

感染症の心配がなければ

自由に面会ができる施設がほとんどです。

 

休みの日や空いた時間に

できるだけ多く面会に行っていただければ

良いかと思います。

 

 

介護は身体的な負担だけでなく

精神的な負担も大きくなります。

 

お互いのストレスを軽減するためにも

施設入所は

優先的な選択肢のひとつになります。

 

さらに

スムーズな施設入所が可能となれば

休業制度自体も

必要最低限の休みの活用で済み

 

「会社へ迷惑をかけてしまうかも」

という心配も

最小限に済ませることができます。

 

 

もちろん

介護の状況に応じて

選択肢はさまざまありますので

 

現状に応じた対応を

介護の専門家と相談しながら

検討いただければと思います。

 

 

投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。