地域包括支援センターはどこまで対応してくれる?

介護に関する相談窓口として

全国に「地域包括支援センター」が設置されています。

 

地域包括支援センターの業務内容は

・窓口での相談対応
・権利擁護
・介護予防支援
・介護予防ケアマネジメント
・地域における活動の計画・実施・評価
・ケアマネジャー支援
・地域ケア会議
・その他市町村からの委託業務
・事務等間接業務

などなど

さまざまあります。

相談窓口の対応では

おうかがいした相談内容に応じて

介護認定の申請を行なったり

市町村の支援サービスの利用につなげたり

関連する地域の窓口を紹介したり

などの対応しています。

 

さらに

介護認定が出た場合には

地域のケアマネジャーを紹介したり

直接サービスの提案や調整なども行います。

 

窓口業務以外にも

地域住民との連携を図るための活動

地域のケアマネジャーを支援するための活動

市区町村から依頼された業務

なども行っています。

 

そんな様々な業務を担う

地域包括支援センターでは

業務量の過多や人員不足が

課題とされています。

 

もしかしたら

地域包括支援センターに相談したときに

忙しそうにしていて

せわしなかったと感じた人や

他の窓口を紹介されただけだった

という場合もあるかもしれません。

 

地域包括支援センター側としては

個別の相談ケースに

じっくり対応しようとすると

その他の業務が進まない

という現状もあります。

 

もちろん

厚生労働省や

それぞれの市町村では

地域包括支援センターの現状をみて

課題解消に向けて検討しているところです。

 

 

地域包括支援センターについては

誰でも相談できる

地域のひらかれた窓口ですので

困りごとがあれば

いつでも相談してください。

 

ただし

相談内容によっては

別の窓口を案内される

というケースもありますので

ご理解いただければと思います。

 

 

投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。