通所型サービスの訪問対応

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて

デイサービスやデイケアの通所型サービスやショートステイを行う事業所が

自主的に休業するケースが増えているとのことです。

 

今後もその数が増えていくことも十分考えられます。

 

通所型サービス等が休業した場合には、

訪問介護のサービスで対応をお願いしたいところですが

訪問介護サービスも既に人手不足となっており

新たにサービスを提供することができない場合も想定できます。

 

 

その一方で、

コロナの影響を考慮して休業している通所型サービスには、

訪問サービスに切り替えての対応が認められており

電話での健康確認、安否確認を行うことでも

介護報酬の算定ができることとなっています。

※介護保険最新情報Vol810

 

訪問介護事業所では、既に手一杯という事業所もあるかと思います。

通所サービスを提供している事業所には

できるだけ訪問のサービスに切り替えて対応することを

検討いただけると良いかと思います。

 

通所サービスを休業した際に、

新たに訪問介護事業所の職員が対応するよりも

普段から様子を理解している職員が対応することで、

少しでも安全なサービス提供につながり、

利用者さんにとっても安心できる環境が作れるはずです。

 

 

介護事業者の運営面においても、

介護報酬の算定ができる点、

また必要最低限の人員体制で対応することで

雇用調整助成金の取得も可能というメリットもあります。

 

通所型の休業を検討する際には、

訪問での対応も合わせて検討いただけると良いかと思います。

 

投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。

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