緊急事態宣言後も介護サービスは継続
1月7日に
厚生労働省より
介護サービス事業所によるサービス継続について(その2)
新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に配慮した介護予防・見守り等の取組の推進について(再徹底)
という2つの通知が出されました。
緊急事態宣言が出されましたが
介護サービスおよび介護予防・見守り等に関する取り組みは
継続して行っていきましょうという内容になります。
介護サービスを継続的に提供するうえでは
人員や運営の基準についても
柔軟に対応することが可能となっています。
そのため、利用する側にとっては
職員さんの体制、利用者の定員、サービスの内容など
いつもとは異なることもあるかもしれませんが
コロナ対策期間中ということでご理解いただくことになります。
また、昨日のブログで取り上げたように
「デイサービス突如休業」などあっては
ご利用者やご家族は困ってしまいます。
通知文の中には
休業する場合の留意点として
①利用者への丁寧な説明
居宅介護支援事業所と連携し、事前に利用者に対し休業等の事実や代替サービスの確保等について丁寧な説明を行うこと。
② 代替サービスの確保
利用者に必要なサービスが提供されるよう、居宅介護支援事業所を中心に、自主的に休業やサービスを縮小している事業所からの訪問サービスや、他の事業所による介護サービスの適切な代替サービスの検討を行い、関係事業所と連携しつつ適切なサービス提供を確保すること。
という内容も記載されています。
さらに、「介護予防・見守り等の取組の推進について」の中では
「外出自粛等の下で、高齢者等がフレイル状態等にならないよう、コミュニティにおける支援を含め、健康維持・介護サービスの確保」のため、適切な支援を行うこと
とされています。
新型コロナウイルス感染症影響下では影響前と比較し
外出機会は約 20%減少
認知機能低下やうつに関する項目の該当者が約5%増加等の傾向がみられた
との調査結果も示されていました。
再び自粛ムードが高まってきている中ですが
身体機能、認知機能を低下させることがないよう
感染対策をしっかりと行いながら
介護に関するサービスも
うまく活用していきましょう。
投稿者プロフィール
- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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